一切の妥協をせずに選んだカシミア100

深い光沢と、思わず手を止めてしまうほどの柔らかな手触り。
見た瞬間に心を奪われる、上質で気品に満ちたカシミア100%の生地に
「これですよね。」
KLASICA河村さんとの意見がぴたりと揃った瞬間でした。
迷いはなく、満場一致で決まった素材です。

河村氏〜
「モンゴルの豊かな大地で育った原毛を、
日本の確かな技術で紡ぎ丁寧に織り上げたカシミアです。」

羽織ったときの軽さに驚かされます

極上のカシミアだからこそ叶った、軽くて暖かなコート。
重厚な佇まいに反して、羽織った瞬間、その軽さに思わず驚かされます。

一人の職人が一着まるごと縫い上げる「丸縫い」

こちらのKLASICA×genreコートは
カシミアを得意とするアトリエで職人が「丸縫い」で仕立てました。

「丸縫い」とは、一人の職人が全行程を行い1着を完成させる手法。
各工程を分業で縫って１着を完成させるのが当たり前の現在となっては、
既製品ではほぼ使われることのない手法なのです。

デザインのベースはワーク

生地の上質さを存分に味わうことができるシンプルな1着が良いのではないかと、たどり着いたのがバブアーのスタンダードをベースにしたモデルでした。

サイズの小さな元ネタから各パーツごとに拡大したユニークな発想。
大きめな襟、ポケット、たっぷりとしたシルエットバランス、
ラグランの袖付け角度、かなり深いセンターベントetc
ワークウェアをベースにした実用的なデザインながら、
KLASICAらしくモダンに昇華された1着です。

ここから更に細かくgenre10th仕様へと...

大きめの襟はストラップで留めて立てることも

衿は大きめかつ寝過ぎないようにしています。
スカーフを巻いたり、デコルテの美しさだったり、タートルネックだったり…と
フレンチヴィンテージに見られるゆとりあるネック周りは意識的に。
収まりやボリューム感もポイントです。

チンストラップを留めて、立てることも出来ます。
こうするとまた印象がガラリと変わりますし
防寒にも最適です。

折り返した時に覗くストライプ柄

総裏仕立てで、身頃はホワイトのコットン。
袖には滑りの良さを考えキュプラにしました。
クラシカルなストライプ柄は、折り返して覗かせても素敵ですよ。

もこもこのニットだって着れるゆったりとした作り

元々サイズ3(メンズのL相当)のものから、着丈や袖丈を女性用に調整し襟やボタン等細かくバランスを整えたシルエットなのです。

角度も考えられた、ラグランの袖付け、緻密に計算されたパターンと、カシミアのしなやかな落ち感。

重ね着しても着膨れせず、いつでも美しいラインを保ってくれます。

あらためて今カシミアのシンプルなコート

河村氏〜
「仕上がったコートを手にしたとき
華美でなくシンプルで芯のある凛とした1着になった、と印象を受けました。」

「あらためて今カシミアのシンプルなコートを
クラシカの力強さを持たせながら、それを感じさせない気高い仕上がりにたどり着いたのはgenreのエッセンスが導いてくれたのだと思います。」